はじめに
Microsoft Azureの資格である「Azure Administrator Associate」取得できる試験AZ-103が、いつの間にかアップデートされAZ-104になってました。。。もともとAZ-103を受験しようと思って勉強していました。一応、AZ-103は今年8月まで受けることができるようなのですが、せっかくなので、AZ-104についてまとめておこうと思います。
試験 AZ-104: Microsoft Azure Administrator (beta)
2020/7/18追記
AZ-103合格しました!!!!
AZ-103との比較
比較表は、AZ-104のスキルアウトラインの後半に表として記載されています。正確な差分をすべて確認したい場合は、アウトラインを参照してください。
対象者
初めに、対象者ですが、「最低でも6か月のAzure管理者としての実務経験を持つべき」と明記されるようになりました。これが試験にどういう影響があるのかはわかりません。まさか、実務経験を回答するような問題は出ないと思いますが。。。
(原文)Candidates should have a minimum of six months of hands-on experienceadministering Azure.
評価されるスキル
試験のページに記載されている「評価されるスキル」の比較表です。
No | AZ-103 | AZ-104 |
1 | Azure サブスクリプションおよびリソースを管理する(15-20%) | Azure アイデンティティおよびガバナンスの管理(15-20%) |
2 | ストレージの作成と管理(15-20%) | ストレージの作成と管理(10-15%) |
3 | 仮想マシン(VM)の展開と管理(15-20%) | Azure 計算資源の展開と管理(25-30%) |
4 | 仮想ネットワークの設定と管理 (30-35%) | 仮想ネットワークの構成と管理 (30-35%) |
5 | ID の管理(15-20%) | Azure 資源の監視とバックアップ(10-15%) |
出題の割合としては、ストレージについてが減り、計算資源についてが増えてますね。相変わらず、ネットワークの割合も高いです。
内容が変化しているところは、No1、No3、No5の3か所ですね。スキルアウトラインをざっと読んで気になったところを記載しておきます。
まずNo1ですが、「Azure AD」に関する項目が増えています。ただ、こちらはAZ-103の「IDの管理」で問われていますので、追加というわけではなさそうです。
次にNo3ですが、名前が「仮想マシン(VM)」から「計算資源」へと変わっています。察しのいい方はここからもわかるかもしれませんが、対象が「仮想マシンのみ」から、「仮想マシンとコンテナ」に変更されています。コンテナについては、AZ-103では問われていませんので、追加で学習が必要な項目ですね。コンテナについては、Kubernatesのマネージドサービスである「Azure Kubernetes Service」も含まれているので、注意が必要です。ここは、ネットワークの次に出題割合が多い項目ですので、しっかり対策が必要な印象です。
最後にNo5ですが、項目としては完全に新規ですが、内容として新しいものは、多くないように見受けられます。記載項目としては、AzureMonitorについてとバックアップについてなのですが、AzureMonitorはAZ-103のNo1「Azure サブスクリプションおよびリソースを管理する」で出てますし、バックアップについては、AZ-103のNo3「仮想マシン(VM)の展開と管理」に出ています。ただし、AZ-104でのバックアップについては、VMのというよりは、AzureBackupサービス全体についてが対象になっているように思います。
まとめ
AZ-103とAZ-104の大きな違いとしては、コンテナについて問われるか否か、といったところのように感じました。また、出題割合が変わり、ネットワークと計算資源(VMとコンテナ)の割合が高く、この2つで半分以上を占めています。AZ-104の試験対策としては、この2つを重点的に学習するといったところでしょうか。
そのうち受験しようと思いますので、その際にも記事を書こうと思います。
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