以前の記事、「「Dyson Sphere Program」で時間を溶かしてしまいました。」を見ていただいた方はお分かりかもしれませんが、我が家のデスクトップPCはゲーミングPCでなのですが、実は自作PCです。この度、グラフィックカードをGTX780という8年前のものからRTX3070という最新のものに交換、水冷化しましたので、記事にしようと思います。
準備するもの
今回購入したグラフィックカードはZotacのRTX 3070です。これを含めて、グラフィックカード水冷化のために準備したものは次の通り。
- ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge OC
- Bykski N-ST3070XG-X ZOTAC GeForce RTX 3070 D-RGB w/Back Plate
- Thermal Grizzly オーバークロック用特別設計高性能熱伝導グリス Kryonaut 1g
- Thermal Grizzly オーバークロッカー向け高性能サーマルパッド minusPad8 TG-MP8-120-20-15-1R x2
- アイネックス グリスクリーナー IPA-CLN2
サーマルパッドですが表面裏面ともに厚み1.5mmのものを使いましたが、裏面は2mmのものにしたほうがよかったと感じました。取り付けた後に横から見てみましたが、1.5mmだと薄くてバックプレートと本体がくっついてない(排熱できていない)ようでした。
水冷化
まずはじめに、純正のクーラーを取り外します。パッと見て、外せそうななネジは全部外します。
外した状態がこんな感じ。このあとの流れは、サーマルパッドを交換し、水冷ブロック、バックプレートの順に取り付け、刺さりそうなところにネジを取り付けるだけです。グラフィックカード水冷化というと難しそうに聞こえるかもしれませんが、自作PCできる人にとっては大して難しくないはずです。
ベンチマーク
PCスペックは以下の通りです。
- CPU:Ryzen 7 3700X
- M/B:GIGABYTE X570 AUROS ELITE
- MEM:32GB
- VGA:ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge OC
スコア比較
水冷前後でのベンチマークを比較してみます。
まずは、空冷でのベンチマークです。スコアは12534でした。
次に水冷でのベンチマーク。12905でした。
水冷化によって、わずかながら結果がよくなりました。これは、水冷化により温度が下がり、高い動作周波数を維持できたためと思います。最近のCPU、GPUは温度にが高ければ動作周波数を落とし温度を下げるといったことがありますので、水冷化することでよいパフォーマンスを引き出すことができると思っています。実際に、GPU動作周波数を見てみると、わずかではありますが、水冷のほうが高いクロックをいじできているように見えます。
ちなみに、以前の構成のCore i7 2700K GTX780のスコアは次の通り。月とスッポン。
温度
次は温度比較です。
空冷での温度です。アイドル状態で45℃程度、高負荷時で73℃でした。
次に、水冷での温度です。水冷化により、アイドル状態で21℃、高負荷時でも39℃どという低さになりました。満足です。
おわりに
というわけで、RTX3070水冷化でした。正直いうと、3070クラスのグラフィックカード水冷化なんてあんまり意味ないし、水冷化だけで10万円くらいかかるので、やる人もあんまりいないかと思いますが、自作PCなんて自己満足の世界なんで、引き続き散財していこうと思います(?)。
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