はじめに
2020年7月、Azureの資格AZ-103を受験し、無事合格しました。次なる資格は、Azure Developer Associateを考えています。ところがこの資格も、最近バージョンが新しくなったようなので、せっかくなのでAZ-203からAZ-204を比較してみることにしました。
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比較
公式ホームページのスキルアウトラインを元に比較してみました。
対象者
AZ-204の方が、やや対象者の敷居が高くなっているよう。AZ-203より難しくなっているということでしょうか。
- AZ-203:少なくとも1年の開発経験
- AZ-204:1〜2年のAzureでの高度な開発経験
評価されるスキル
No | AZ-203 | AZ-204 |
1 | Azure のサービスとしてのインフラのコンピューティングソリューション開発(10-15%) | Azure 計算ソリューションの開発(25-30%) |
2 | Azure のサービスとしてのプラットフォームのコンピューティングソリューション開発 (20-25%) | Azure ストレージを開発(10-15%) |
3 | Azure ストレージを開発 (15-20%) | Azure Security の実装(15-20%) |
4 | Azure Security の実装 (10-15%) | Azureソリューションの監視、トラブルシューティング、最適化(10-15%) |
5 | ソリューションの監視、トラブルシューティング、最適化 (10-15%) | Azure サービスとサードパーティサービスの連携と活用(25- 30%) |
6 | Azure とサードパーティサービスの連携と活用 (20-25%) |
AZ-204になり、項目が減っています。ただ、AZ-203のNo1とNo2がマージされただけのように見えます。
計算ソリューション
AZ-203のNo1は、主にVMについてが問われており、No2ではPaaSのApp Serviceについて問われていたようです。AZ-204のNo1はこの両方が含まれていますので、上記考え方で問題ないように思います。
また、AZ-203ではAKSが出題範囲でしたが、AZ-204では範囲外となっています。
(原文:Azure Kubernetes Service (AKS) is out of scope)
また、App Serviceでは、SSL、APIについても問われるようです。
ストレージ
ここは大きな変化はなさそう。
セキュリティ
CBAC (Claims-Based Access Control)についてが範囲外となったようです。
監視、トラブルシューティング、最適化について。
AZ-204では、autoScalingなどについて問われる節「Develop code to support scalability of apps and services」が削除されていますが、こちらはNo1にマージされているようなので、相変わらず対象です。
また、FrontDoor、CDN、RedisCacheが出題範囲に追加されています。
サードパーティサービスの連携と活用
大きな変化はなさそう。
まとめ
大きな違いは、AKSが出題範囲外となったことくらいでしょうか。
出題割合としては、VM、AppServiceなどの計算資源系の問題、サードパーティ活用の問題で割合が増加しています。特に、計算資源系は開発でのキモなので、多数の問題が出題されることが想定されます。
合格したら、また体験記を書こうと思います。
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