先日「デルアンバサダー」という、DELL製品をレンタルしレビューできる企画に応募したところ、見事当選しました。当選した機種は、「XPS 17」デルアンバサダーについては、以下参照してください。
こういったレンタル形式でのレビューは初なので、至らない点も多いかと思いますが、皆様の参考になれば幸いです。
このレビューでは、ゲーム用途、クリエイティブ用途(RAW現像)にポイントを絞り、記事を書いています。
本体スペック
一覧
今回お借りしたノートPC、「New XPS 17(9700)」のスペックは以下の通り。
CPU | 第10世代 インテル® Core™ i9-10885H (16MB キャッシュ, 最大 5.3GHz まで可能, 8 コア) |
MEM | 32GB DDR4-2933MHz, 2x16G |
GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 2060 6GB GDDR6 Max-Q |
ディスプレイ | 17.0インチ UHD+ (3840 x 2400) フレームレスタッチ |
外部映像出力 | DisplayPort 1.4対応(4K(3840×2160) 120Hz対応) |
ポート | 4x USB 3.2 Gen 2 Type-C Thunderbolt 3 ポート |
サイズ | 奥行き:248.05 mm | 2. 幅:374.45 mm | 3. 高さ:19.5 mm |
重量 | 2.51 kg |
CPUはIntelの第10世代8コアCPU。現在の最新は第11世代ですので、今となっては1つ前の世代となります。GPUはNVIDIAのRTX2060 Max-Q。こちらも、現在の最新は3000番台ですので、1つ前の世代です。
スペックでいいなと思うところは、①USBポートが左右に2つずつついているところ、②外部映像出力がDisplayPort 1.4対応というところです。
①については、充電やUSBドックと接続する際にどういう向きにおいても接続できるので、非常に便利です。片方しかないと、向きを気にしていないといけないので、これはありがたいですね。次に②ですが、DisplayPort 1.4は、最大4K120Hzまで対応していますので、ハイエンドな外部モニターを使えますね。4K120Hzで映像出力することがあるかといわれると微妙ですが。。。
Max-Qについて
ところで、GPUの型番にMax-Qとついていますが、これはNVIDIAによると
Max-Q は、システム全体へのアプローチにより、薄型軽量のゲーミング ノート PC で高パフォーマンスを実現します。チップ、ソフトウェア、PCB 設計、給電、放熱といったノート PC のあらゆる側面を、電力およびパフォーマンスに最適化しました。
https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/gaming-laptops/
とのこと。平たく言うと、性能を落として、発熱や消費電力を少なくするという設計思想になります。そのおかげもあってか、本体はGPU搭載してるものとしては、非常に薄いと感じました。
外観
見た目は、デルのHPを見ていただきたいのですが、シンプルで高級感のある作りです。画面は狭額縁で、非常に見やすくスタイリッシュです。ちなみに、筆者は、この見た目に惚れて2012年にXPS13インチモデルを購入しました。最近はモバイル、デスクトップ問わず、この狭額縁ディスプレイが流行っていますが、当時としては非常に珍しかったと記憶しています。
ゲームベンチマーク
まずは、定番の3DMarkから。結果は、5420となりました。フルHDで中量級のゲームなら問題なさそうなレベルです。
続いて、FFXVベンチマークになります。フルHD、WQHD、4Kの3パターンの解像度で試してみました。
フルHDであれば、快適という結果。さすがはディスクリートGPUです。4Kになるとさすがに厳しい数値。
最後に、日本で大人気のバトロワ、APEX Legendsにて、ゲーム中のFPSを計測しました。設定値は、解像度フルHD(1920×1080)、その他はすべて中、または高設定です。
初めに、ゲームで一番大事なFPSですが、ほとんどの場合で60FPS以上出ています。設定を落とせば、平均で120FPSくらいは出せそうです。さすが、ディスクリートGPUを搭載しているだけありますね。実際に1ゲームプレイしてみて、普段使っているデスクトップPCとまったく変わらずプレイできました。
また、外部映像出力ではDispleyport1.4に対応しているので、144Hzモニターや240Hzモニターにつないで、高FPSでプレイすることも可能です。
写真現像
Lightroomで、RAW画像を100枚現像し時間を計測しました。使ったRAW画像は、SONYのα7RIVのもので、1枚約120MB、100枚で10GB近くになります。こちらは比較として、Macbook Pro 2019年モデルと比較してみました。
CPU | Core i5-1038NG7 |
MEM | 32GB |
計測結果は以下の通り。CPUの違いから、2分以上の差が出ました。さすがは8コアのi9ですね。Lightroomの現像モジュールで編集したときのサクサク感も、New XPS 17のほうが圧倒的に上でした。現像モジュールでの処理においては、GPUも使われるはずですので、高性能なGPUを搭載したNew XPS 17のほうがサクサクになったのだと思います。
New XPS 17 | 5分17秒 |
macbook pro | 7分3秒 |
デメリットや気になるところ
今回使ってみて唯一気になるところが、画面の開けにくさです。ノートPCの液晶側に特に切り欠きなどがないため、指が引っかからず、開くのが難しい。。。すこしイライラします。
総評
デルアンバサダーの企画として、1か月間レンタルしましたが、外観、性能ともにかなり高い次元でまとまったノートPCと感じました。ビジネス、クリエイティブ、ゲーミングと、幅広い用途で使うことができる万能機といった印象です。1台で何でもこなせるノートPCが欲しいという方、ゲーミング専用機のようなゴツイやつが苦手という方にお勧めです。
さらに、在宅勤務が増えているこのコロナ禍において、自宅内で場所を移動しつつ大画面で仕事したいという要求も満たせると思います。もちろん筆者と同様に外部モニタにつなぐのもお勧め。
一方で、ゴリゴリのゲーミング専用機が欲しいという方は、同じくデルから出ているAlienwareシリーズのノートPCを選ぶと幸せになりそうです。
また、当機はCPU、GPUともに1世代前のものになります。最新世代でどれだけパフォーマンスが上がるのか、気になるところでもあります。
コメント